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短編.
死んだはずの婚約者の名が、十年後の春に届いた。
冬月しるべ
全1話[3,848文字] 異世界〔恋愛〕
十年前、戦地で死んだと知らされた婚約者。
待ち続けることも、諦めることも終えたはずの春の日、私のもとにひとつの木箱が届く。
差出人に記されていたのは、もうこの世にいないはずの彼の名。
中に入っていたのは、宝石でも勲章でもなかった。
木の髪飾り、少し欠けた白いカップ、香りの抜けかけた小さな花袋――
どれも、かつてふたりで交わしたささやかな約束や、ありふれた日々の記憶につながるものばかりだった。
そして箱の底に残されていた一通の手紙を読んだとき、私は知る。
彼が最期まで忘れなかったものと、帰れないままでも帰ろうとしていた想いを。
これは、十年越しに届いた小さな箱が、
止まっていた時間をもう一度静かに動かしていく物語。
待ち続けることも、諦めることも終えたはずの春の日、私のもとにひとつの木箱が届く。
差出人に記されていたのは、もうこの世にいないはずの彼の名。
中に入っていたのは、宝石でも勲章でもなかった。
木の髪飾り、少し欠けた白いカップ、香りの抜けかけた小さな花袋――
どれも、かつてふたりで交わしたささやかな約束や、ありふれた日々の記憶につながるものばかりだった。
そして箱の底に残されていた一通の手紙を読んだとき、私は知る。
彼が最期まで忘れなかったものと、帰れないままでも帰ろうとしていた想いを。
これは、十年越しに届いた小さな箱が、
止まっていた時間をもう一度静かに動かしていく物語。
身分差
婚約者
死別
手紙
遺品
再会はしない
一途
純愛
切ない
泣ける
じれじれ
ハッピーエンド
全1話[3,848文字]
(各話平均3,848文字)
[推定読了0時間8分]
お気に入り登録:39件
投稿開始:2026年03月16日(10:56:47)
(各話平均3,848文字)
[推定読了0時間8分]
お気に入り登録:39件
評価人数:184人(平均4.3pt)
最新作投稿:2026年03月16日(10:56:47)投稿開始:2026年03月16日(10:56:47)
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